リファのアイテムは使っていますか?
僕はドライヤー、シャワーヘッドを愛用していました。
使っている理由は「かわいくてなんかよさそう」だからです。
感情で買っています。
リファはかなりやり手の会社で、「Refa」ブランドだけでも、
* ドライヤー
* シャワーヘッド
* シャンプー
* コンディショナー
* コーム
など、美容やヘアケアグッズを中心に展開。
さらにそれだけではなく、ヨドバシによく置いてあった「SIX PAD」やリカバリーウェアの「Red」など、「それもリファなんだ」と思うくらい多くのブランドを展開し、現在8ブランド。
社長の経歴も面白く、五島列島で生まれ、高卒でデンソーに入社。
その後起業してリファを作り上げる。
一番おもしろいと思うのは、リファのプロダクトデザインを、男性である社長がやっているということ。
男性が女性向けプロダクトを売るのはただでさえ難しい。
実際、広告の神と言われるジーン・シュワルツは自身の書籍で「私の手がけない商品は女性向けの商品だ。とてつもなく難易度が跳ね上がる」と残しているくらいですから、”性別”というのは事業を大きくしていくのに大きな障壁となります。
それをプロダクト開発からやるというのですから、難易度が跳ね上がります。
特にバカ売れしたこのハート型のブラシ。
これもなんと社長が開発から携わっているそうなんです。
デザインの基準は「置いてあるだけで気分が上がるかどうか」
明確なようでファジーなこの評価基準で、インテリアやオブジェとしても成立する、高いデザイン性を持ったブラシを作ろうと決心。
ハートって、女性は好きですけど大人の女性が持つと違和感が出ることがありますよね。大人の女性が持っても馴染むような、洗練されたハート形とは何か?
社長の松下さんは世界中の「売れているハート」と「売れていないハート」のデザインを集めて研究し、何十個もの試作品を作って、人間が本能的に「美しい」と感じる自然な曲線を作り上げ、300万本を超える大ヒットになったそう。
その美的感覚は五島列島で育った時、盆栽を見て「売れる盆栽と売れない盆栽は何が違うのか」を考えていたところがオリジンだそうですが、ハート1つ作るために世界中からハートを集めるというのは、(いい意味で)ちょっと気持ち悪いこだわりですよね。
「優れた芸術家はマネして、偉大な芸術家は盗む」とスティーブ・ジョブズが言葉を残していますが、愚直に誰でもできることを極めて行った結果、当たったのがあのブラシ。
お師匠様がこう言っていたのを思い出します。
「誰でもできるのに、誰もやらない。そういう努力を積み重ねた先に極みがある」
あと何年かかるかわかりませんし、きっと終わりはないのでしょうが、誰でもできるけど誰もやらない努力を続けて、極みを見られるよう頑張ろうと自分を戒めます。
P.S.
販売戦略も面白くて、リファはサンプルをホテルに提供しないポリシーがあるそうです。
僕はホテルを巡るのが結構好きで、アメニティを毎回パシャリと写真に収めているのですが、確かにどこのホテルでもリファのシャンプーやコームを見たことはないですね。
体験価値を最大化させるためにはサンプルは必要ないと踏んだとのこと。
家には死ぬほどシャンプーがあるのですが、それを使い切ったら全部リファにしてみようかな。